EMERALD
《そうかな?僕を見かけると、逃げるように去っていくんだ》
(彼女、本当に忘れることにしたんだな・・・)
ジャンが心の中で呟く
《ジャン?聞いているのかい?》
《え、あ・・・、はい》
ジャンが慌てて返事をする
《僕、本当に嫌われたのかな?》
《・・・僕には、分かりません。そういえば、もうすぐ12月。クリスマスですね》
無理矢理、話を変えたジャン
違和感を感じながらも、レオナードは追求しなかった