EMERALD


美優に雑誌を渡されて、世羅も見てみる

ブラウン色のウェーブかがった髪と、空のように青い瞳

エマ・F・エディリア

ベルンハルツの、由緒ある貴族の令嬢


「ホント、綺麗な子ね」


雑誌を閉じて、世羅はみちるに返す


「王子様のお嫁さんだもの。そのくらい綺麗な子じゃないと」

「世羅も負けてないと思うけどなぁ」


みちるの呟きに、世羅は感謝するように微笑んだ


「さて、私は職員室に行ってくるわ」


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