EMERALD
AURORA AURAが別れの合図
偶然と必然は、よく似ているけど、本質は全く違う
けれども、訪れるのは偶然であろうと必然であろうと、その者にとっては1つの運命
出逢いも別れも、1つの運命
《時間かかったけど、来たわよ、ニッポン!》
ブラウン色の髪が、人混みの中で揺れていた
季節は瞬きの間に過ぎ行き、月の半分を過ぎた12月の風は冷えきっていた
世羅は首元に巻いたマフラーを握りしめて、寒さに耐えた
「寒いよぉ・・・」