EMERALD


みちるの心配は無用だと、美優が冷静に突っ込む


「私が話すわ」


世羅が2人に代わって、ブラウン髪の少女に向き直る


《私が用件を聞きます。道にでも迷いましたか?》

《違うわ。人を探してるの》

《人を?》


そういえば、目の前の彼女には見覚えがある


《レオナード・フォン・ベルンハルツ。有名人でしょ、ここじゃ》

「あ!」


みちるが思い出して、声を上げる


「エマ・F・エディリア・・・?」


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