EMERALD


《父上が・・・、倒れた・・・?》

《陛下の代理は、フリード殿下がなさっているけど・・・、それもいつまで持つか・・・。議員たちは、貴方を連れ戻せ、と》

《まぁ、妥当だよな。それが》


エドが呟き、ジャンはうつむいたまま、何も言おうとしない


《それ以外、方法はないんだな?》

《国政よ。適当な人には任せられない。26日の便で、ベルンハルツに帰りましょう、殿下》


エマが差し出したのは、飛行機のチケット


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