EMERALD


「日向 世羅様ですね?」


玄関を開けて、黒いスーツと黒いサングラスの男性が、世羅を見下ろしている


「ど、どちら様でしょうか・・・?」

「レオナード殿下からの使いで参りました」


ピタリと、世羅の動きが止まる


「詳しくは、こちらをご覧ください」


渡されたのは、真っ白な封筒


「・・・・・・・・・??」

「では、失礼します」


渡すものだけ渡して、男性はさっさと世羅の前から去っていった


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