EMERALD


《エマ・・・ッ》

《レオナードも馬鹿よ。大馬鹿!》

《何がだよ?》


痛む頬をさすりながら、エドはエマの言葉に問い返す


《そんなに好きなら、連れ去ればいいじゃない!意地でも残るとか、王子の立場を捨てるとか・・・。・・・・・・言えるわけないわね、あの男に》


エマがため息をついて、殴ったエドの頬を見つめる


《レオナードも馬鹿だけど、あんたも馬鹿よね》

《・・・なんだ?喧嘩売ってんのか?》


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