EMERALD
「少しだけ、不満だわ」
「・・・・・・ケーキはないからね。サンタも来ないし」
面白くもないのに、笑っているよう
「セーラ、僕は明日・・・」
「帰るんでしょう、ベルンハルツに」
「・・・ジャンが言ったんだね。そうだよ、僕は明日、国に帰る」
「クリスマスパーティーなんて嘘なんでしょ?サンタも来なくて当たり前。だって、これは別れのために・・・ッ」
世羅が言い終わる前に、レオナードが世羅を抱き締めた