EMERALD
《3人ともそろって、何を話しているんだい?》
緊迫した雰囲気の中、和らげるように、老紳士が扉を開いた
《お祖父様・・・》
《アルマン執事長》
エドとジャンが、現れた人物に冷静さを取り戻す
ジャンの祖父・クラウス・アルマン
ベルンハルツ王室の執事長を、長年勤める古株づある
《大体は分かるがな。セーラ嬢のことだろう?》
《会ったんですか、お祖父様?》
クラウスの言葉に、ジャンが驚いてソファーから立ち上がる