EMERALD


綺麗な女性は、眉間にシワを寄せて、世羅を見つめた


《あ、あの、私・・・》


なんと答えればいいのか分からなくて、世羅は戸惑う

そんな世羅を見ていた女性が、ふと何かに気づいた


《ねぇ、貴女のその首の鍵・・・》

《・・・・・・これのことですか?》


手でとって、見せてみる

それは、レオナードが世羅に贈ったよく分からない鍵


《・・・・・・・・・貴女、愚弟の知り合い?というより、思い人?》


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