EMERALD


迎えに行かなくては


《エマ?》

《失礼します、姫様!》


走りはしないが、出来るだけ急いで早足

こうなることは、予想外だった

緑の迷宮に入ることも、そこでシェリアに会うことも

これも1つの運命なのだとしたら、彼女はどんな星の元に生まれたのだろう?


《見張っておけば良かった・・・!》


自身の行動を振り返り、エマは悔いる

けれど、彼女を、世羅をこの国に連れてきたことは後悔しない


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