EMERALD


瞳に映る彼女を見て、一時の安堵を得る

これでは、ダメだ

自分は弱い

弱すぎる








王宮内を駆け回り、エマは行方不明の世羅の姿を探していた


《エマ、聞きたいことが・・・》

《後にして!》


話しかけてきたエドの頭をわしづかみして、床に叩きつける勢いで投げ捨てる


《────!!!一体、何が・・・》


状況が理解できないエドは、その場で意識を手放した


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