EMERALD


(どこ行ったのかしら・・・。発信器でも付けとくべきだったんだわ)

《不覚だわ・・・ッ》


自身の失態を嘆きながら、エマは廊下を走り抜けた




《何をしておられるんですか、エドワード様》


通りかかったメイドに、エドは珍しいものを見るような目で、見られていた








────コンコンッ


レオナードの寝室の扉をノックする音

焦りはしなかった

レオナードは落ち着いて、寝室の扉を開いた


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