EMERALD
目覚めた世羅が、扉の前で立ち尽くすレオナードに声をかける
「やぁ、おはようセーラ」
「・・・・・・・・・おはよう・・・」
世羅が起き上がると、長い黒髪が開け放たれた窓から吹き抜けた風で舞う
「ここに君がいることは、エマから聞いたよ。エマが・・・、君を連れてきたんだね」
「えぇ・・・。でも、彼女は悪くないの。来ると決めたのは・・・、私だから」
世羅の言葉に、レオナードが微笑む
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