EMERALD


「分かってるよ。・・・君に、逢いたいと思っていた」

「・・・・・・・・・・・・私も」

「でも、僕たちは・・・」

「結ばれない。良く、知ってるわ」


世羅はベッドからおり、レオナードと向き合う

真っ直ぐに、レオナードの目を見つめる


「じゃあ、どうして・・・」

「分からないけれど、貴方に逢いたいと思ったの。ただ、純粋に」

「セーラ・・・」


レオナードの瞳が、揺らいでいる


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