EMERALD
《どうかしたのか?》
《言おうかどうか迷ったけど、今のお前を見ていると、言わずにはいられないな》
エドが苦笑いしながら、先程までエマが座っていたソファーに腰をおろした
《実は、緑の迷宮でクラウス執事長と王妃様が話しているのを聞いてさ。その内容が────》
エドの話を聞き終えて、レオナードは驚いたように目を見開いた
《僕は、自由だった・・・?》
《後は、お前に任せる。俺とジャンは、いつでもお前の味方だからな?忘れるなよ?》