EMERALD
《─────ならば、早くした方がいいぞ》
《母上・・・?》
《あの娘、今夜帰るらしい。チケットが手に入ったらしくてな。日帰りだな》
《!!!!!!》
母の言葉に、レオナードは急いで部屋を出ていく
《許していただけるんですね?!》
《好きにしろ》
シルヴィアの答えに安堵の笑みを浮かべ、レオナードは再び走り出す
《車を回せ。空港まで、間に合うかは分からんが、今のあの息子なら、日本まで追いかけて行きそうだな》