EMERALD
言われるまま、レオナードはエマに耳を貸す
《そんなことして、大丈夫かな?》
《大丈夫よ。ていうか、やりなさい。ほら!》
レオナードの背を叩いて、エマはレオナードが乗ってきた車に乗り込んだ
《いいのかな・・・》
迷いながらも、レオナードは世羅の乗る車に歩み寄った
《あ、お帰りなさ・・・い・・・・・・》
ドアが開いて、世羅は顔を上げた
エマがいるはずの向かいの席に、何故、彼がいるのだろう?