EMERALD


《驚いた?驚く、よね》


申し訳なさそうに、レオナードは笑っている


《エマの提案、でね》

《・・・見送り、ですか?》


世羅の言葉に、レオナードは首を振った


《エマに、言われたんだ。僕は君には、相応しくない、って》

《そんなこと・・・》

《実際、そうだと思ったよ。自分の気持ちから逃げてる僕は、君には相応しくない。だから・・・》


動かない車の中、世羅はレオナードの話を聞いていた


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