EMERALD
《だから、君に相応しくありたいと思った》
《・・・・・・・・・・・・・・・》
一呼吸おいて、レオナードは世羅の手を取った
《セーラ、僕と結婚してほしい》
「・・・え・・・・・・・・・・・・」
聞き間違い?
幻聴?
疲れてるのかな?
世羅は混乱する頭を整理する
「セーラ、僕は君に大公妃になってもらいたい。生涯の伴侶に、なってほしいんだ。ここがちゃんとした所なら、膝をついて求婚するんだけど」