EMERALD


そう言って彼が取り出したのは、細工の細かい小箱


「受け取って、くれるかな?」

「で、でも・・・ッ」

「許しはもらってる。後は、君の気持ち次第なんだ。・・・残念だけど、僕は恋人にはなれない。セーラ、伴侶として、僕の傍にいてほしい」

「・・・・・・・・・・・・・・・私でいいの?」

「君でなければ、僕はダメみたいなんだ」


流れた涙が、レオナードの手に落ちる


「結婚、してくれる?」


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