EMERALD


《・・・・・・・・・エドワード》


《わかった・・・》


レオナードの睨みに、エドは大人しくピンクのカツラを棚に戻す


「セーラ」

「ピンクのカツラなんて被らないわよッ」


呼ばれて振り返った瞬間、世羅が強めの声で拒否の言葉を口にした


「・・・大丈夫。ピンクのカツラなんて、被らせないから。・・・英語、得意なんだね?」

「・・・・・・翻訳家になりたいから、人並み以上には・・・、ね」


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