EMERALD


「どうか、した?」

「なんでもないよ。・・・ジャンに、迎えに来させる」


携帯を取り出し、レオナードは電話をかける


「・・・・・・貴方も、優しいと思うわ」

「え・・・?」


電話中、世羅の言葉にレオナードが驚いて携帯を耳から離す


「私は、帰るわ。・・・大丈夫、一人で帰れるから」


カツラとサングラスをレオナードに渡して、世羅はにっこり笑って背を向けた


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