EMERALD


にっこり笑って、世羅は日本語の教科書を開いた






「もう、夢みたい!王子様と話せたなんて!!」


隣で騒ぐみちるに、世羅は耳をふさいだまま、苦笑い


「かっこ良かった~・・・。優しいし、綺麗だし、いい匂いだったし・・・」

「みちる。帰らなくていいの?」


世羅の自宅で、興奮したまま話続けるみちる

時計を指差し、時刻を教えてあげる


「世羅のとこ泊まるって、言ってきたから大丈夫」


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