EMERALD
「ならいいけど・・・。晩ごはんは?」
「食べる!」
冷蔵庫を開けて、中身を確認する世羅
「そう言えば、世羅王子様と知り合いだったの?」
「何度か図書館で会ったことがあるの」
みちるが近づこうとして、包丁がキラリと光る
足を止めて、みちるは世羅の背中に手をふった
「そうなんだ~・・・。私は図書館行かないからな・・・」
大人しくソファーに戻るみちる
「王子様と、そんなに親しくなりたいの?」