Morning moon
「じゃあよ、買い物から帰ってくるまででいいから付き合えよ。」

「やめてよ!イヤだって言ってるでしょ?!」

「お高く止まってんじゃねーぞ!連れなんていないのはわかってんだよ!」

男が理華の腕をつかんだ。

「キャー!」

「何すんのよ!」

奏美の感情が制御できなくなる。

男の足元の砂がアリ地獄のようにズルズルと沈み始めた。

「なんだこれ!?」

男は驚いて、穴から飛び出た。
< 104 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop