Morning moon
まだ力の弱い奏美の魔法じゃこれくらいが限界だ。

足場を確認した男は、再度理華に手を出そうとした。

「奏美!理華!お待たせ!」

颯爽と現れたのは、沙欄先輩だった。

「先輩!」

「ごめん、待たせたね。さあ行こうか。」

「ちっ!なんだよ、本当に連れがいたのかよ。フン行くぞ!」

男は、相棒を連れておとなしく行ってしまった。
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