Morning moon
理華は手加減したつもりだった。

しかし球に回転がかかり、あり得ない方向へ曲がったのだ。

娯楽で、しかも奏美しか相手にしたことない剣にとっては、魔球を見てるようだった。

「ちょ、ちょっと待て!理華!お前プロか!?」

「そんな、全然違うってば。」

「いーや!あんな球素人に打てるはずがない!」

唸る剣に奏美が追い打ちをかけた。
< 117 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop