Morning moon
「あ、剣。沙欄先輩がね来てるんだよ。あそこのホテルあるじゃない?あそこって伯父さんが経営してるんだって。
だから花火も誘ってみたの。」

「へーそうなのか。」

剣は興味ない返事をした。

でも男が一人増えるということは、これはツーショットタイムに持ち込める…。

理華と先輩を二人にして、俺は奏美と…

妄想でニヤニヤしてしまった剣を怪訝そうな顔で奏美が見た。

「あんた何ニヤついてんの?理華になんかしようとか思ったんでしょ!?」

「ば・ばかやろう!違うよ!」

「じゃー何よ?…まさか…まさか…あんた……先輩を?!」

「はぁ…もうお前とは話したくないよ…。」

剣は呆れて行ってしまった。
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