Morning moon
その後ろ姿を完全に見送ってから、奏美は理華の正面に回り込んだ。

両肩をがっしりをつかんで、必死の形相で訴える。

「理華チャンスよ!私が先輩を誘導して、剣と二人になるチャンス作るからがんばって!」

「でも、なんか…。」

「私だってがんばるんだから、理華もね!」

「うん…。」

剣とは正反対の妄想をする奏美
勝手にオーラが出て、事件が起きなければいいのだが…。
< 142 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop