Morning moon
おばあちゃんが、静かに言葉を続けた。
「覚醒は本人の運命に関わってくる事だからねえ。それを簡単に魔法でどうこうしちゃいけないよ。」
「そうなんだ…。」
「それに私は、暁方の月が大好きでね。昔から満月の夜になると、泉のほとりで夜が明けるのを待っていたのさ。」
「夜中に起きてたら、次の日眠くなっちゃうじゃない。」
「大丈夫だよ。いつもお前に飲ませているお茶があるだろう?あれは本当はお茶じゃないんだよ。」
「えぇーーー!?」
「安心しなさい。変なものじゃないから。あれは魔法界の森の中に咲いてる花の蜜だよ。」
「花の蜜?」
「覚醒は本人の運命に関わってくる事だからねえ。それを簡単に魔法でどうこうしちゃいけないよ。」
「そうなんだ…。」
「それに私は、暁方の月が大好きでね。昔から満月の夜になると、泉のほとりで夜が明けるのを待っていたのさ。」
「夜中に起きてたら、次の日眠くなっちゃうじゃない。」
「大丈夫だよ。いつもお前に飲ませているお茶があるだろう?あれは本当はお茶じゃないんだよ。」
「えぇーーー!?」
「安心しなさい。変なものじゃないから。あれは魔法界の森の中に咲いてる花の蜜だよ。」
「花の蜜?」