Morning moon
「おじさんだっていいじゃないか。彼女はね、クォーターで最近覚醒したばかりなんだよ。」

「何?それじゃもしかして、サンドラさんの孫か!?」

「おばあちゃんを知っているんですか?」

「ああ、もちろんだとも。サンドラさんを知らないやつは魔法界には存在しないぞ。」

「おばあちゃんてそんなに有名人だったんだ…。」

「サンドラさんは元気かな?」

「はい。私の覚醒を見守っていてくれて、やっと覚醒した時はとても喜んでくれました。」

「そうか。たまには町にも顔を出すように伝えておくれ。」

「わかりました。」

その時、客が来店したことを告げるベルが鳴り響いた。
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