Morning moon
「いらっしゃい。あ、アンじゃないか。」

「こんにちはデイビス。あら?奏美?!」

「アン!」

「どうしたの?」

「ちょっと町探検に来てみたの。アンは?」

「私は、このドレスをクリーニングに。」

アンが手にしていたのは、深紅のドレスだった。

「素敵!」

「基礎コース卒業のお祝いに、お母さんがくれたの。自分が昔着たものなんだって。」

「じゃあお預かりするよ。」

デイビスがアンの手からドレスを受け取った。
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