Morning moon
たくさんの人に相槌を打ちながら、タイル敷きの通りを抜け、城へと向かった。

城の入口の跳ね橋は閉じていて、門番が二人立っていた。

門番はサンドラを発見すると、すぐに飛んできて、跳ね橋を渡してくれた。

「サンドラ様、ようこそいらっしゃいました。橋が降りるまでしばらくお待ち下さい。」

「ああ、わかってるよ。いつも御苦労だね。」

橋が降りると、サンドラはゆっくりと渡り始めた。

城に入ると、すでに連絡が伝わっていたのか、すぐに執事が迎えにきた。

「サンドラ様、王がお待ちです。こちらへ。」

執事に案内され、王の間へ向かった。
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