Morning moon
両開きの扉が開かれて、正面の王座には王と王妃が静かに座っていた。
サンドラは、ゆっくりと歩みより、二人の正面まで来ると、敬意を込めて跪き祈りを捧げた。
「サンドラ久しぶりだの。」
「足が遠のいていて、申し訳ございません。」
「気にしないでちょうだい、サンドラ。この人はあなたが花摘みを引退してしまってからちょっと不機嫌なのよ。」
王妃がサンドラを優しく気遣う。
「花摘みならビエッタ一家がいるではございませんか。」
「ビエッタは、まあいいが、後継の二人はまだまだ甘い。摘むべき花の選別がどうもいかん。」
「それも試練かと。暖かい目で見守ってあげてはいただけないでしょうか。」
「わかっておる。しかし伝説の花摘み師サンドラを目の前にしたら、愚痴の一つも言いたくなるわい。」
サンドラは、ゆっくりと歩みより、二人の正面まで来ると、敬意を込めて跪き祈りを捧げた。
「サンドラ久しぶりだの。」
「足が遠のいていて、申し訳ございません。」
「気にしないでちょうだい、サンドラ。この人はあなたが花摘みを引退してしまってからちょっと不機嫌なのよ。」
王妃がサンドラを優しく気遣う。
「花摘みならビエッタ一家がいるではございませんか。」
「ビエッタは、まあいいが、後継の二人はまだまだ甘い。摘むべき花の選別がどうもいかん。」
「それも試練かと。暖かい目で見守ってあげてはいただけないでしょうか。」
「わかっておる。しかし伝説の花摘み師サンドラを目の前にしたら、愚痴の一つも言いたくなるわい。」