Morning moon
「最近、人間界が騒がしくなっております。」
「うむ。心得ておる。」
「この夏は、私の孫が危機に見舞われました。幸い何事もなく終わりましたが、それ以外でも巨大生物や季節をいじるような出来事が幾つか起きているようです。」
「そろそろ海の祠の封印が限界に来ているのかもしれないな。」
「一度お調べ頂きたい。」
「わかった。早急に使いの者を出そう。」
「ところで王子はどうしておられます?」
「あいつは、勝手気ままに暮らしておるよ。」
「そうね、あの子は私たちの言うことを全然聞いてくれなくて…。」
王妃が嘆くように言った。
「うむ。心得ておる。」
「この夏は、私の孫が危機に見舞われました。幸い何事もなく終わりましたが、それ以外でも巨大生物や季節をいじるような出来事が幾つか起きているようです。」
「そろそろ海の祠の封印が限界に来ているのかもしれないな。」
「一度お調べ頂きたい。」
「わかった。早急に使いの者を出そう。」
「ところで王子はどうしておられます?」
「あいつは、勝手気ままに暮らしておるよ。」
「そうね、あの子は私たちの言うことを全然聞いてくれなくて…。」
王妃が嘆くように言った。