Morning moon
「とにかく、俺が奏美を危険から守ってやるから。」

「自分の身くらい自分で守れるわよ。」

「いや、ダメだ。なんか嫌な予感がするんだ。お前がとんでもないことになりそうな…。」

「あのさ、勝手に私をとんでもないことにしないでよ。」

「あーーーもうめどくせー!」

剣はやけくそになってきた。

「俺はお前が好きだから、誰にも渡せねー!先輩にだって絶対渡すもんか!」

「渡す渡すって物じゃないのよ私!勝手に一人で盛り上がらないでよ!剣のバカ!」

奏美は、屋上から逃げるように姿を消した。
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