Morning moon
「恐ろしいことです。いいですか?魔法とは常に危険と隣り合わせです。
何かの弾みで意図しない効力をもたらしたとしたら、犠牲が出ることも忘れてはいけないのです。」

「はい。」

「そういう気持ちで緊張感を持って授業に臨めないのなら、いつでもお帰りなさい。」

「わかりました。」

奏美は意気消沈して席に座った。


授業が終わった後、アンと話した。

「あの先生すっごく怖いね!」

「うん、私たちはもう慣れたけど、とにかく少しでもしゃべったり余計なことしてると、さっきみたいに注意されるの。」

「でも言ってる事は正しいことだよ。」

デイビスが割り込んできた。
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