Morning moon
「奏美?剣って子のことも少し気になってるんじゃないの?」

「えーーー!?それはない!絶対ない!」

「じゃあなんで?」

なんでなんだろう?

剣はずっと友達、これからもずっと友達そう思ってた。

理華の想いを知ってから、二人が上手く行ってくれればいいって心から願ってた。

なのに剣から直接思いを打ち明けられた途端、もし剣が理華の元へ行ってしまったらと思うと胸がチクチク痛んだ。

もし先輩が振り向いてくれたなら、こんな気持ちにならずに済むのに…

「奏美?」

「なに?。」

「何度も言うけど魔法使っちゃダメだからね。」

「わかってるって。」
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