Morning moon
「あれ?なんで?」

そこへウメコPPが近づいてきた。

「どうしましたか?」

「上手くできません…。」

教科書を見ながらやっていた奏美を見て、ウメコは注意した。

「教科書を見ながらということは、あなたは呪文を覚えていないのですか?」

「いや、あの…間違えないようにと思って…。」

「それでは魔法を使うという意思が半減されてしまいます。呪文を正確に覚え、きちんと集中しなさい。」

「はい。」

奏美は教科書を閉じ、覚えた呪文を正確に発した。

すると消しゴムは、ほんの数cmだが机の上に浮いた。
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