Morning moon
そんな中で、宙ぶらりんな自分の気持ちに決別しようと決めたのだ。
沙欄先輩が卒業して、それほど遠くに行ったわけでもないけど、やっぱり奏美は先輩が好きなんだと改めて気づいていた。
久しぶりに学校のランチルームで食事を取る。
今日はお弁当なしだった。
理華と一緒にスパゲッティを注文して、窓際の席で食べることにした。
クルクルとフォークに巻き付けたまま口に入れることが出来ず、奏美は思い切って話した。
「理華、私やっぱり先輩が好き。卒業して離れてみて良くわかったの。」
「そうなんだ。」
「うん。だから…ね、理華も剣とがんばりなよ!」
理華のフォークを持つ手が止まった。
「わかってるけど、剣ちゃんの気持ちは奏美に向いてるよ?」
「それも知ってる。でも私はやっぱり先輩一筋!剣には悪いけど、無理。」
「奏美は強いね。私も見習わないと。」
「そうだよ!理華がんばろう!」
沙欄先輩が卒業して、それほど遠くに行ったわけでもないけど、やっぱり奏美は先輩が好きなんだと改めて気づいていた。
久しぶりに学校のランチルームで食事を取る。
今日はお弁当なしだった。
理華と一緒にスパゲッティを注文して、窓際の席で食べることにした。
クルクルとフォークに巻き付けたまま口に入れることが出来ず、奏美は思い切って話した。
「理華、私やっぱり先輩が好き。卒業して離れてみて良くわかったの。」
「そうなんだ。」
「うん。だから…ね、理華も剣とがんばりなよ!」
理華のフォークを持つ手が止まった。
「わかってるけど、剣ちゃんの気持ちは奏美に向いてるよ?」
「それも知ってる。でも私はやっぱり先輩一筋!剣には悪いけど、無理。」
「奏美は強いね。私も見習わないと。」
「そうだよ!理華がんばろう!」