Morning moon
首を傾げて考えていると、先輩が顔を覗き込んできた。

「どうかした?」

いきなり目の前に先輩のキレイな顔のどアップがあった。

奏美は一歩後ろに飛んで

「なんでもないです。ちょっと目が…。」

「疲れたのかな?」

「そうかもしれないです。」

「何か変なものでも見えた?」

「いや、ちょっと景色が…たぶん先輩と一緒だから…。」

「僕と一緒だとおかしくなっちゃうの?」

「いや、そういう意味じゃないんです…。」

「あはは、相葉さんはかわいいね。」

かわいいと言われ、耳まで真っ赤になってしまった。

「帰ろうか。」

「はい…。」

突然の散歩に突然の終了
先輩はやることがいつも唐突だ。

それでも先輩が好き
沙欄先輩が…
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