Morning moon
「相葉さんもきたらいいよ。僕待ってるから。」

「がんばります!」

薬学部はレベルが高い。今のままじゃいくら付属とは言え進学は難しい。

(相当がんばらないとなぁ…)

「なんなら僕が家庭教師しようか?」

「ひぃ!?だ・大丈夫です…自力でがんばります!」

まただ…

心の声が聞こえたんだろうか?

見透かされてる?

でも、先輩に家庭教師なんてしてもらったら勉強どころじゃない

家庭教師と女子高生

こんな禁断の設定があるだろうか?

何もないということがありえないくらいの設定

少なくとも奏美の頭の中ではそう決めつけられていた。
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