Morning moon
魔法学校4
季節は巡り、秋になった。
応用コースも残り少なくなり、いよいよ準学士が目前だ。
アンとデイビスは、奏美よりも先にコースに入っていたので、そろそろ最終試験の時期だった。
一か月遅れだった奏美も、少しづつ差を縮め、2週間遅れで最終試験に臨めそうなところまでやってきた。
そんなある日、アンは授業を欠席していた。
「アンどうしたんだろう?」
「あ・ああ…体調でも悪いんじゃないのか…?」
デイビスの歯切れが悪い。
「お見舞い行ってみようかな。」
「大丈夫だよ。そんなに心配しなくても。」
「でももうすぐ試験なのに、アン大丈夫かな…。」
「アンには僕から伝えておくから、気にしないで。」
「そう?」
なんかおかしい。
別に病気のお見舞いくらいいいじゃないか。
応用コースも残り少なくなり、いよいよ準学士が目前だ。
アンとデイビスは、奏美よりも先にコースに入っていたので、そろそろ最終試験の時期だった。
一か月遅れだった奏美も、少しづつ差を縮め、2週間遅れで最終試験に臨めそうなところまでやってきた。
そんなある日、アンは授業を欠席していた。
「アンどうしたんだろう?」
「あ・ああ…体調でも悪いんじゃないのか…?」
デイビスの歯切れが悪い。
「お見舞い行ってみようかな。」
「大丈夫だよ。そんなに心配しなくても。」
「でももうすぐ試験なのに、アン大丈夫かな…。」
「アンには僕から伝えておくから、気にしないで。」
「そう?」
なんかおかしい。
別に病気のお見舞いくらいいいじゃないか。