Morning moon
「よろしくね・私、奏美っていうの。」

「……。」

返事がない。もしかして無視?!

「無駄だよ。その子は声を失ってるんだ。」

右の方からおじさんの声が聞こえた。

「え?!」

「魔法をいたずらに使ってしまった罰だよ。一週間、声を取り上げられたんだ。」

「そんな…。」

奏美は、もう一度彼女の方を見た。

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