Morning moon
魔法学校は、次元がくっついているみたいで、外観は一軒家くらいしかないのに、中はとてつもなく広い。

おまけに中庭まである。

教室もたくさんあって、実習室に至っては、空中庭園のように浮いていた。

これは万が一魔法実習で失敗したとしても、他への被害が少なく済むように空中に浮いているのだ。

事実一か月に1回くらいは、空中庭園実習室を吹き飛ばすヤツがいるらしい。

奏美は自分ががそうならないように気をつけないといけないと心に誓った。

もっとゆっくり見て回りたかったけど、家に帰って人間界の学校の宿題もやらなくちゃいけない。

奏美は後ろ髪をひかれながらも、森の中へ帰った。
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