Morning moon
翌日、バス停で待っていると、剣が後ろからやってきた。

「おっす!」

「ああ剣、おはよう。」

「なんだよ、『ああ』って、随分残念な言い方だよなー。」

「別にそんなんじゃないわよ。」

「じゃあもっとこうさ、トキメキいっぱいな感じで言ってくれよ。」

「それは無理!」

毎朝のじゃれ合いだ。

別に剣とは幼馴染で付き合ってるわけでもなんでもない。

男として見たことはないし…。

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