Morning moon
「最近ね、良く動くのよ。早く会いたいわこの子に。」
そう言って笑うミリーの顔は、もう母親そのものになっていた。
奏美は学校のことなどを報告した。
ひとしきり話に花を咲かせた後、ミリーが切り出した。
「そう言えばね、王子様が結婚するって噂があるのよ。」
「え?!」
「なんかお城での動きが慌ただしくて、これはきっと王子の結婚に向けた動きだなんて皆言ってるのよ。」
「でもそれって皆の想像?」
「確かにね。想像だから、ホントのところはわからないけど、お城で何かあるのは間違いないと思うわ。」
「そうなんだ…。」
「最近王子は、良く森に出没するらしいのよ。でも目を合わせないように誰かがいるとすぐ魔法をかけて動けなくしているみたいよ。」
「やっぱり…。」
「やっぱりって奏美知ってるの?」
そう言って笑うミリーの顔は、もう母親そのものになっていた。
奏美は学校のことなどを報告した。
ひとしきり話に花を咲かせた後、ミリーが切り出した。
「そう言えばね、王子様が結婚するって噂があるのよ。」
「え?!」
「なんかお城での動きが慌ただしくて、これはきっと王子の結婚に向けた動きだなんて皆言ってるのよ。」
「でもそれって皆の想像?」
「確かにね。想像だから、ホントのところはわからないけど、お城で何かあるのは間違いないと思うわ。」
「そうなんだ…。」
「最近王子は、良く森に出没するらしいのよ。でも目を合わせないように誰かがいるとすぐ魔法をかけて動けなくしているみたいよ。」
「やっぱり…。」
「やっぱりって奏美知ってるの?」