Morning moon
上着を脱いでいたので、よくわからなかったけど、奏美と釣り合うように、先輩もかなりお洒落をしてきていた。
(かっこいい…)
ぼーっと見とれていたら先輩が肩にそっと手を置き、部屋から出るように向きを変えてくれた。
「先輩かっこよすぎです…。」
「相葉さんもかわいいよ。」
「やだ…。」
熱くなる…身体も顔も…
でもそれを、ひんやりとした廊下の空気が、冷やしてくれた。
大学を出て、二人で駅に向かった。
メインストリートから少し離れた場所に、最近出来たばかりのイタリアンレストランがあった。
テレビにも良く出ているカリスマシェフが新規オープンさせたお店らしい。
奏美も雑誌か何かで知っていたが、自分には縁のないお店だと思って気にとめていなかった。
(かっこいい…)
ぼーっと見とれていたら先輩が肩にそっと手を置き、部屋から出るように向きを変えてくれた。
「先輩かっこよすぎです…。」
「相葉さんもかわいいよ。」
「やだ…。」
熱くなる…身体も顔も…
でもそれを、ひんやりとした廊下の空気が、冷やしてくれた。
大学を出て、二人で駅に向かった。
メインストリートから少し離れた場所に、最近出来たばかりのイタリアンレストランがあった。
テレビにも良く出ているカリスマシェフが新規オープンさせたお店らしい。
奏美も雑誌か何かで知っていたが、自分には縁のないお店だと思って気にとめていなかった。