Morning moon
高1の夏。
変な男に連れて行かれそうになった時も、ちゃんと影から見ていた。
いかにも今来ましたって澄ました顔をして。
サランも海の異変に気づいていた。
だから、偵察を兼ねて奏美についてきていたのだ。
しかし、危ないと思った時は、すでに奏美が魔法で時を止めてたので、今駆け付けたといわんばかりに目の前に現れた。
王族に、奏美程度の魔法は効かない。
だから一人だけ動くことが出来ていた。
それから
裂け目の帰り、自転車にぶつかりそうになったのも、
階段から落ちた理華を助けたのも、
入学式の後、バイクにはねられそうになったのも、
他にも小さなことはたくさんある。
それを助けたのは全部、沙欄先輩、王子の仕業だった。
変な男に連れて行かれそうになった時も、ちゃんと影から見ていた。
いかにも今来ましたって澄ました顔をして。
サランも海の異変に気づいていた。
だから、偵察を兼ねて奏美についてきていたのだ。
しかし、危ないと思った時は、すでに奏美が魔法で時を止めてたので、今駆け付けたといわんばかりに目の前に現れた。
王族に、奏美程度の魔法は効かない。
だから一人だけ動くことが出来ていた。
それから
裂け目の帰り、自転車にぶつかりそうになったのも、
階段から落ちた理華を助けたのも、
入学式の後、バイクにはねられそうになったのも、
他にも小さなことはたくさんある。
それを助けたのは全部、沙欄先輩、王子の仕業だった。